ZenFone 2の日本向け全3モデル比較
概要
2015年4月20日、ASUSの新製品発表会で日本向けのZenFone 2(ZE551ML)が発表されました。期待していた「台湾で発売されたZenFone 2の中でもかなり廉価なZE500CL」は、残念ながら日本では発売されないようです。しかしながら、日本向けのZenfone2の全3モデルは全て、対応バンドをしっかり抑えているので格安SIMを刺して運用する際、繋がらないという心配はなく(但し、au系格安SIMの「mineo」と「UQ mobile」は音声通話不可です)、安心して使えそうです。
今回は、全3モデルのスペックを確認していきたいと思います。ソフト面については以下の記事で少しだけ触れています。
日本向けZenFone 2の全3モデルスペック比較
以下の表では便宜上、スペックの高い順に松、竹、梅と名前を付けました。
非共通スペック(特徴的な違いは赤くしています)
松 | 竹 | 梅 | |
CPU | Intel® Atom™ Quad Core Z3580 (2.3GHz) | Intel® Atom™ Quad Core Z3580 (2.3GHz) | Intel® Atom™ Quad Core Z3560 (1.8GHz) |
メモリ | 4GB | 4GB | 2GB |
ストレージ | 64GB(eMMC) | 32GB(eMMC) | 32GB(eMMC) |
価格(税抜) | 50,800円 | 45,800円 | 35,800円 |
価格(8%税込) | 54,864円 | 49,464円 | 38,664円 |
発売日 |
2015年5月下旬 カラー問わず、6月中旬以降6月13日に変更になりました。 |
2015年5月16日(カラーがブラックの物のみ6月中旬以降5月30日に変更になりました。) | 2015年5月16日(カラーがブラックの物のみ6月中旬以降5月30日に変更になりました。) |
消費電力 | 最大18W | 最大18W | 最大7W |
充電時間 | 約2.2時間 | 約2.2時間 | 約3.4時間※ |
※別売りの急速充電対応の18W ACアダプター(税込み3,024円)使用時
<<注>>上記の表の通り、ZenFone 5の時と違い、ストレージが16GBのモデルはありませんが、楽天モバイルからのみストレージが16GBのモデルが購入できます。スペックはストレージが16GBであること以外は梅モデルと同じです。価格は8%税込35,424円です。
<<2015年7月19日追記>>zenfone 2のストレージ容量128GBモデルが2015年7月18日に発売になりました。価格は8%税込61,344円です。ASUS直販限定。
参考リンク
http://www.asus-event.com/pdf/asusjp_spec_mb_ZE551ML.pdf
共通スペック(松、竹、梅で共通)
松 | 竹 | 梅 | |
グラフィックス機能 | PowerVR G6430 | - | - |
ディスプレイ | 5.5型, Full HD 1920x1080, IPS | - | - |
本体カラー | ブラック/レッド/グレー/ゴールド | - | - |
サイズ | 152.5 ×77.2 ×3.9 mm ~ 10.9 mm | - | - |
質量 | 170g | - | - |
メモリースロット | MicroSDカード(64GBまで) | - | - |
ネットワーク | 無線LAN 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth V4.0, NFC |
- | - |
対応無線規格 |
800(6)850(5)/900(8)/900/1900(2) /2100(1)MHz 2100MHz(1)/1900MHz(2)/1800MHz(3)/1700/2100MHz(4) /850MHz(5)/800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9)/800MHz(18) /800MHz(19)/700MHz(28) |
- | - |
カメラ |
|
- | - |
搭載センサー | - | - | |
バッテリー容量 | 3000mAh | - | - |
保証期間 | 購入日より一年間 | - | - |
参考リンク
http://www.asus-event.com/pdf/asusjp_spec_mb_ZE551ML.pdf
まとめ
ZenFone 5から比べると大幅な性能向上をしたのでしょうがないのですが、一番廉価なモデルでも、四万円近い値段です。また、他の記事でも取り上げられていますが、台湾版のZenFone 2の値段からすると、日本版のZenFone 2は値段がかなり高くなっています。例えば台湾版ZenFone 2(RAM 4GB ストレージ 64GB)と日本版ZenFone 2(RAM 4GB ストレージ 64GB)の値段はそれぞれ9990台湾ドル(約38,000円、2015年4月23日レート)、 54,864円と大体16,000円の開きがあります。
勿論、台湾版と日本版とでは周波数の部分やプリインストールソフト(有料アプリのATOK等)など、違いはありますので、日本版が無難ということにはなりますが。
私なら「梅」モデルか、2015年4月23日現在、「梅」モデルと同じ価格帯の防水防塵ハイレゾ対応であるXperiaZ3 compactの白ロムのいずれかが良いと思います。
いずれにしても日本版ZenFone 2の3モデルは全て、スペックの点からも値段の点からもZenFone 5とはガラッと変わったなという印象です。
余談ですが、ASUSのZenFone 2のページには白色のZenFone 2が載っていますね。しかし、本記事で紹介した通り、現状ZenFone 2日本版に白色はありません。